屋根の塗装で費用が大きく異なるのはなぜ?
「知り合いが最近屋根の塗装を行って、値段を聞いたが自分が知っている値段よりはるかに安かった」
このように施工会社によって費用が異なるケースがあります。
おそらくその場合、塗料の質に違いがある可能性が高いです。
同じような建物の大きさでも塗料が違うだけで数十万円変わってきます。
例えばウレタン塗料を使うのか、フッ素塗料を使うのかでだいぶ違います。
仮に30坪2階建ての屋根部分を塗装した場合、ウレタン塗料なら40万円ほど、フッ素塗料なら60万円以上になってきます。
外壁も含めて外装全体の塗装になるとウレタン塗装なら80万円ほど、フッ素塗料なら100万円を超えてくる可能性もあります。
値段が高いのにはそれなりの理由があります。
一番の大きな違いは耐久性。
ウレタン塗料だとせいぜい10年程度ですが、フッ素塗料なら15年から20年ほど持つと言われています。
ランニングコストで考えればフッ素塗料のほうがお得ということになります。
このあたりはどのぐらい予算を考えているかといった部分も考慮すると良いかもしれません。
ただ、塗料の耐久性だけでなく、家の築年数なども総合して考えるのがベターです。
例えば築30年以上経っているような家なら、今後20年、30年住む可能性は低いかと思います。
そういった時はウレタンやシリコン塗料でも良いでしょう。
塗装は現在の建物の状態も含めて検討しましょう。